2日目、いよいよ核心の縦走(前編)。
Day 2:白馬大池 - 小蓮華山 - 白馬岳 - 杓子岳 - 白馬鑓ヶ岳 - 白馬鑓温泉小屋
* * *
Day 1 (→ ■ )
2日目は6:00に行動を開始。白馬大池を出発すればすぐに稜線だ。
綺麗な雲海を見たのは久しぶりな気がする。幸先の良いスタートに期待が膨らむ。
船越ノ頭から小蓮華山に向かう稜線。
天気に悩まされたこの夏、やっと稜線歩きを堪能できる。
と思ったら小蓮華山に着いた頃には辺りはすっかりガスに覆われていた。
お盆の荒天の縦走で達観したのか、「雨さえ降らなければ良い」とかぼんやりと考えていた。
ポジティブなんだかネガティブなんだか…。
小蓮華山を過ぎて下り始める辺りで何やら人だかりが出来ている。
皆の視線の先に目を移すと、2羽の親子連れの雷鳥が居た。
今年は数えて見たら合計で11羽の雷鳥と遭遇している。
ある意味に天気に恵まれなかった年を象徴しているのかもしれない。
小蓮華山から鞍部に向け下る。
写真は良く撮れているものを優先して載せているが、白馬岳までの間はガスで真っ白な時間の方が長かった。
今年の白馬は午前中であってもガスに覆われることが多い、とは小屋の人の弁。
それにしても今改めて見返しても惚れぼれするような稜線だ。
三国境を通過し、白馬岳まで登り返す。
この時点で少しシャリバテしていた。
いつも行動食を大量に余らせるので今回は量を絞ったのだが、絞りすぎたようだ。
食事は行動量や時間だけでなくその時々の体調も関わってくるので適量を持っていくというのが難しい…。
※予備は別枠で持っていているので今回も予備分は余っている。念のため。
直前までずっとガスに覆われていたのだが、山頂直下でガスが晴れた。
山頂で15分ガス待ちをしていたという、すれ違いのおじさんが嘆いている。
こちらとしては最高のタイミングで晴れたので、日頃の行い、なんて軽口をたたく。
晴れているうちに山頂へ辿り着きたい、とペースアップして息が上がった。
高山病予防の啓蒙でダメなパターンとして紹介される、それだ。
長居をしたいところだが、先は長いし空腹も限界なので小屋を目指すことにした。
続く
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